X-ウイング

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今回はナンプレのテクニックの中でも「コツをつかむまで結構難しい」と言われる「X-ウイング」という手法をご紹介します。

前回までの、基本テクニックや 「ダブル数字」、「トリプル数字」といったテクニックで、数字を確定したり候補数字を削っていったあと「さて次はどうしよう」という状況でX-ウイングを探してみるといいかもしれません。

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規則的に並んだ4つの空欄に同じ候補数字

今回ご紹介する「X-ウイング」というテクニックも、他の多くのテクニックと同様に、候補数字を削る方法です。

下の画像は、各空欄の候補数字の記入が終わって、ある程度解答が進んだ盤面で、候補数字「2」が入っているマスをハイライトさせたものです。



ABのヨコのライン、CDのヨコのライン、いずれも他に「2」は存在しません。
このように同一の候補数字がヨコ軸(またはタテ軸)で見たときに2つずつ存在する列が2列あり、その4つのマスを結ぶ線が長方形(または正方形)になることが「X-ウイング」の条件です。(ただし4つとも同じ9マスブロックに存在した場合は成立しません)


条件をまとめるとこんな感じになります。
・ある2列において同一の候補数字が同じ列に2つだけ(計4マス)
・4マスの配置が線で結ぶと長方形(または正方形)
・4マスまとめて同一の9マスブロックではない

ではその「X-ウイング」というテクニックはどのように考えるのか説明します。

ABを含むヨコ列で考えると、候補数字「2」は2つのマスにしかないので「2」が入り得るのはAかBどちらかのマスです。
同様にCDを含むヨコ列でもCかDどちらかが「2」となります。

このときタテ列で考えるとAとC、あるいはBとDの同じタテ列で「2」は2つ存在できませんのでAとCで「2」が確定することはありませんし、同様に「BとD」で確定することもありません。

この「ヨコの事情」と「タテの事情」をまとめて考えると、ABCDの4つマスで確定する「2」は、「AとD」か「BとC」という「たすきがけ」の配置の組合せになることが分かります。
ここまではOKですね?


ということは、です。
ACのタテ列、BDのタテ列をもっと広く考えると、これらの2列において、この4マス以外の他のマスには「2」は入り得ない、ということになります。

この例でいうと、タテ列の下の方の3つのマスから候補数字「2」が消えます。
(鋭い人は『その前に9マスブロック内の「29」のダブル数字で「2」と「9」が消せるよな』とお気づきかもしれませんが、今回はあくまでX-ウイングの説明ですので^^;)


条件を満たす4つの候補数字の「確定するペア」候補を線で結ぶと、「X」に見えることから「X-ウイング」と呼ぶという説もあります。
候補X(特定の1つの候補数字)を線を伸ばして削るので「X-ウイング」と呼ぶという説が有力みたいですが。




同じ盤面で、実は別のX-ウイングも成立しています。
今度はタテ列で探したときに成立した2列の4マスです。


・ある2列において同一の候補数字が同じ列に2つだけ(計4マス)
・4マスの配置が線で結ぶと長方形(または正方形)
・4マスまとめて同一の9マスブロックではない

という条件を満たしていますね。

さて、先ほどの考え方を復習すると、ABCDの4マスにおいて「確定するであろうペア候補」は「AとD」か「BとC」のたすき掛けの配置のマスになりますね。



それを踏まえてヨコ列を考えると、ABを含む列と、CDを含む列において、対象の4マス以外に「2」は入り得ないのです。


今回はたくさんの候補数字が削ることが可能でちょっと気持ちいいですね(笑)
「2・8」の候補数字のマスなどは「2」が削れることで「8」が確定しますし。



もう1つ別の例を。
下の画像は候補数字「2」をハイライトしています(特に「2」にこだわっている訳ではなくたまたまです^^;)。
X-ウイングを見つけられますか? 簡単ですよね。


2つの「X-ウイング」がありました。


ただし今回の場合、結局はどちらのX-ウイングでも削ることができる候補数字のマスは同じところでしたね。



こういうすっきりとした状況ならX-ウイングに気づきやすいですが、もっと同じ候補数字がゴチャッと残っている場合、X-ウイングに気づきにくいかもしれません。
基本技やダブル数字、トリプル数字で削り終わった後、何かないかな~という場合はX-ウイングを探してみましょう。

X-ウイングまで極めると、ほとんどの超難問もクリア可能です。

まあ、候補数字がハイライトできる状況で気づきにくいのだから、紙でやる数独は相当しんどいということです(笑)


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